基準
墨出し測量基準仕上げ改修
基準
クリックすると画像を拡大表示します

躯体工事の基準となる基準親墨です。遣方建物位置出しの際に位置出しした基準通り芯を、地下工事から上棟まで、常に鉛直方向に同一の基準通り芯を何度でも墨出しします。各階の土間スラブに必ず施工する最も重要な基準墨で、この墨によって、柱や壁が各階で出っ張り引っ込みすることなく真直ぐ建て込まれ、窓やタイルまた間仕切り壁なども直角平行で、設計図通りの建築物が出来上がります。

クリックすると画像を拡大表示します

基準親墨出し風景です。墨は2回打ち、美しく重なればOKです。
墨打ちは風の影響を受けるとタワんでしまう為、その場その時の状況に合わせた施工をし、常に直線を心がける事が大切です。

クリックすると画像を拡大表示します

書き込み風景で、その墨の位置を明記します。
主に、マーカーや墨サシで書き込みます。
写真は墨サシによる書き込みです。

クリックすると画像を拡大表示します

逆梁の書き込みです。
書き込み寸法が違ってしまうと、壁や柱また仕上げ材などの全てが間違った位置に施工されてしまう為、正しい寸法を明確かつ規則的に書き込みます。

クリックすると画像を拡大表示します

上の階になぜ同じ基準墨が作れるのか?不思議に思われる方もいらっしゃると思います。
床コンクリート打設時、建物の四隅に縦貫通の穴を開けておき、次の写真のように下げ振りを降ろして基準を測り上げます。
写真は「墨出しポインター」です。

クリックすると画像を拡大表示します

通常、床コンクリート面には基準通り芯の1m返り墨を墨出し施工します。上記写真で作った縦貫通穴から下げ振りを降ろし、下のフロアーの基準墨で実測します。その点を、X方向・Y方向を共に通り芯からピタリ1mに再現した基準点を建物四隅でそれぞれ位置出しし、その4点間の全長と直角・平行をスチールテープとセオドライト確認します。
説明すると少しややこしいでネ。
写真は上記写真のコンクリート打設後に、測り上げ施工をした状態を真上から写したものです。

仕上げ
▲page_up